| 
     
       
      私の場合ロープは300メートル巻き単位で購入しますが、上左の写 
      真のようにスッポリ入るポリバケツ(使い残しに埃などがからないよ 
      うに蓋の出来る物が良いでしょう)などに入れて内側から引き出し 
      て使いますが、ポリバケツのセンターに柱などを立てておけば、最 
      後までロープが絡まずに使い切ることが出来ます。 
      このイス一脚でおおよそ500メートル強使いますので、二巻き必要 
      になります。 
      このイスは背座がつながった編み包みになりますが、初めに背座 
      の縦を巻いていきます。ロープ巻きの椅子ですと見栄えを考えて、 
      切らずに一本のロープで巻いていきますが、編み込みは隠れます 
      ので自分の扱いやすい適当な長さに巻き取り、継ぎ足しながら巻 
      いていきます。 
      上右の写真の様に背座の分をけさに巻き取りますが、私の場合 
      縦巻きは20〜30メートルというところでしょうか、この辺りは気分次 
      第でいい加減なものです。ただし背側は少し気を付かなければい 
      けないところは有りますが、それについては後で出てきます。 
     
      まず座の巻き初を二段目の写真のように、前座枠の内側コーナー 
      部分に小鋲で二ヶ所程度止めますが、これは背と同じ側であれば 
      左右自分の作業しやすいところからで構いません。 
      次に背側の巻き初を背板の上側に、巻き始め用に掘りこんだ溝に 
      下の写真の向きに小鋲で二ヶ所程度止めます。勿論ここも左右ど 
      ちらから巻き始めても構いませんが、その時には当たり前ですが 
      掘り込む溝の位置(向き)を変えておきます。   次に巻いていきますが、この椅子の仕様では座面側から巻き始め 
      ていくことになります。巻く向きは巻き初の場所と同じで、どちら向 
      きに止めてどちら向きから巻いても構わないのですが、テンション 
      をかける向きが逆になりますので、自分のやりやすい向きで巻いて 
      ください。これは背板側も同じことです。あくまでも私の場合はこの 
      椅子の仕様であれば、背座共に写真の向きが最適になります。 
       |