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 41 綿ロープ編み 6 2003.6.17記

綿ロープはポリバケツなどに入れます  背座の分をけさにして取ります

座側の編み始め

背側の編み始め

  
  私の場合ロープは300メートル巻き単位で購入しますが、上左の写
  真のようにスッポリ入るポリバケツ(使い残しに埃などがからないよ
  うに蓋の出来る物が良いでしょう)などに入れて内側から引き出し
  て使いますが、ポリバケツのセンターに柱などを立てておけば、最
  後までロープが絡まずに使い切ることが出来ます。
  このイス一脚でおおよそ500メートル強使いますので、二巻き必要
  になります。
  このイスは背座がつながった編み包みになりますが、初めに背座
  の縦を巻いていきます。ロープ巻きの椅子ですと見栄えを考えて、
  切らずに一本のロープで巻いていきますが、編み込みは隠れます
  ので自分の扱いやすい適当な長さに巻き取り、継ぎ足しながら巻
  いていきます。
  上右の写真の様に背座の分をけさに巻き取りますが、私の場合
  縦巻きは20〜30メートルというところでしょうか、この辺りは気分次
  第でいい加減なものです。ただし背側は少し気を付かなければい
  けないところは有りますが、それについては後で出てきます。

  まず座の巻き初を二段目の写真のように、前座枠の内側コーナー
  部分に小鋲で二ヶ所程度止めますが、これは背と同じ側であれば
  左右自分の作業しやすいところからで構いません。
  次に背側の巻き初を背板の上側に、巻き始め用に掘りこんだ溝に
  下の写真の向きに小鋲で二ヶ所程度止めます。勿論ここも左右ど
  ちらから巻き始めても構いませんが、その時には当たり前ですが
  掘り込む溝の位置(向き)を変えておきます。

  次に巻いていきますが、この椅子の仕様では座面側から巻き始め
  ていくことになります。巻く向きは巻き初の場所と同じで、どちら向
  きに止めてどちら向きから巻いても構わないのですが、テンション
  をかける向きが逆になりますので、自分のやりやすい向きで巻いて
  ください。これは背板側も同じことです。あくまでも私の場合はこの
  椅子の仕様であれば、背座共に写真の向きが最適になります。