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 13 部材加工 7 2003.5.19記

側座枠の前座枠接合部分  脚(柱)上端の背板接合部分

脚(柱)の側座枠挿し込み部分

通しホゾを罫書きます

  
  この溝切込みで一番大切なことは、角度は角度切りの装置で決ま
  りますので、いかに左右対称の切込み精度を上げるかになります
  が、ここでは初に片側に切込みを入れて、それを基準に引き回して
  いきましたが、初に丸ノコを溝角度に軸傾斜して木端に切込みをい 
  れ、後はそれを基準に左右の切込みを入れても構いません。
  ただ一般的には丸ノコの軸傾斜よりも角度切り装置の方が精度が
  出るでしょうし、設定が楽ですからそれを考慮して加工手順を考え
  ます。
  この部分の溝加工は切り込みを入れずに、トリマ用の角度切冶具
  を作り加工出来ますし、木口部分の切り欠きも丸ノコの軸傾斜が
  無ければ、手鋸で切り込みを入れて切り欠き部分は角ノミ盤かノミ
  で落とし、最後に当て時具を使いノミで仕上げれば良いでしょう。
  勿論こうした加工では左右の溝位置を精度良くあわせるためには、
  初に切り欠き部分を加工してそれを基準に左右の溝を加工するこ
  とになります。

  脚(柱)と側面の座にはロープを編むために必要な切込みがありま
  すので、上の写真三枚のようにここで切り込んでおきます。この切
  込みについての意味は加工が進めば追々分かって来るでしょうし、
  別のところでも説明することにします。

  溝の切り込みと切り欠き部分の加工が終わりましたら、次にこの部
  分の通しホゾを空けていきます。まず下の写真のようにケヒキでホ
  ゾ穴を切り欠き部分に罫書きますが、ロッカーと座の部分はセンタ
  ー振り分けですが、アーム部分のみロープ編みの関係からホゾ穴
  が変芯いていますので、こうした場合は左右勝手で穴位置が違いま
  すので注意します。
  柱の通しホゾの反対面は部材加工で落としますので、その加工後
  に罫書いてホゾ穴を空けていくことになります。
  写真からも分かると思いますが、こうした部分の罫書きは筋ケヒキ
  ではケヒキの竿が邪魔になり、長く罫書くことが出来ませんので、鎌
  ケヒキが向いています。勿論通しで引けなくても、角ノミの位置合わ
  せが出来る分だけ罫書いてあれば良いのですし、どんな道具でも
  使いなれた物が一番ですが、こうした部分に筋ケヒキは扱いにくい
  ことは確かです。