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 33 組み立て 5 2003.6.9記

アームバイパス部分  バイパス用当て板

 

当て板取り付け終了 

 


  ロープ編み(カナコ編み)は四角いフレームに編むものですが、フレ
  ーム全周を編み包んでしまいますので、途中に他の部材を接合す
  る場合には必ずロープの逃げ道、即ちバイパスを作ってロープを通
  す必要があります。
  このイスでは上左の写真のアーム部分がそれに当たります。方法
  は色々考えられますが、このイスではアームを片持ち式にしていま
  すので、脚とアームの接合を強固にしていますので、必要最小限の
  切り込みをしてその部分に板を当ててバイパススペースを作ります。
  またこの接合ではホゾ穴側の部材(脚)が細くなりますので、部材を
  補強する意味も含めて一番単純な板を当てる方法にしています。

  12〜16ミリ程度の板を上左の写真のアーム部分の内側に当て罫
  書いてかたどります。バンドソーで切り出し横ズリベルトサンダーで
  現合確認しながら仕上げ、次に両木端をロープ編みで邪魔になら
  ないように、30度程度で横ズリベルトサンダーで木端を1〜2ミリほ
  ど残して大きく面取りします。次に適当にロープを通す部分の上下
  に各3、4ヶ所ビス止めの穴を空けます。上右の写真は出来上がっ
  たところになります。

  下の写真のように接着剤を塗布してビス止めしますが、こうした部
  分は皿ビスは使わないようにします。皿ビスの形状から来る機能と
  して必要なこともありますが、そうしたことがなければ基本的に木工
  には不向きですから、首下が平らで頭が広いビスが適しています。
  またコーススレッドのようにネジの荒いものも不適です。
  写真のビスはトラスタッピングですが、貫通しない範囲でなるべく長
  いものにします。出来ればワッシャー付きのタッピングビスが手に
  入ればベストです。ロープ編みでは、この当て板をはがす方向に力
  がかかり続けますし、ビス止めによる脚の補強を考え合わせて、当
  て板の木取りは必ず板目とします。