ここでは写真の4ミリ径の金剛打ち綿ロープを編んでいきますが、
ロープ自体は色々なものが有りますので、それぞれの特長を良く
掴んで自分に合った物を編んでいけば良いでしょう。
少しロープについて書いておきますと、化繊のロープは綿ロープに
比べて全般滑りが良いので編むこと自体は楽ですが、編み目が決
めにくいところが有りますし、編んだ後椅子を使っている間に編み
目が動きやすい傾向にあります。また温度湿度による伸縮の変化
も大きいですから座り心地の変化も大きくなります。ただ汚れに強
いですし耐水性が有りますので、気を使うことが少なくなりその意味
での使い勝手はよくなるでしょう。また強度、耐久性も勝っています
ので、椅子の使い道によりその特長を生かして、使い分けるもの良
いでしょう。
また綿のカラーロープはなかなか手に入りませんが、化繊のロープ
なら結構各色出ていますし、綿ロープを染める場合は衣服などへの
色移りを考えなければなりませんが、化繊であればまず問題ならな
いでしょう。
それとここでは上に書きましたように金剛打ちのロープで編んでい
きますが、金剛打ちは糸を束にした芯を同じ糸で編み包んでいくも
ので、丸編みロープとかブレードロープと言われているようです。
普通よくある撚ったロープ(名前を知りません)多分三つよりだとは
思いますが、強度としては金剛打ちのロープよりも勝るようですが、
堅いですし表面の凹凸が大きいですから当たりが堅く、椅子には向
いていないような気がします。また編み上がりの見た目としても今一
冴えません。
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