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 38 綿ロープ編み 3 2003.6.14記

4ミリ綿ロープ 300メートル巻き 

 

  
  ここでは写真の4ミリ径の金剛打ち綿ロープを編んでいきますが、
  ロープ自体は色々なものが有りますので、それぞれの特長を良く
  掴んで自分に合った物を編んでいけば良いでしょう。

  少しロープについて書いておきますと、化繊のロープは綿ロープに
  比べて全般滑りが良いので編むこと自体は楽ですが、編み目が決
  めにくいところが有りますし、編んだ後椅子を使っている間に編み
  目が動きやすい傾向にあります。また温度湿度による伸縮の変化
  も大きいですから座り心地の変化も大きくなります。ただ汚れに強
  いですし耐水性が有りますので、気を使うことが少なくなりその意味
  での使い勝手はよくなるでしょう。また強度、耐久性も勝っています
  ので、椅子の使い道によりその特長を生かして、使い分けるもの良
  いでしょう。
  また綿のカラーロープはなかなか手に入りませんが、化繊のロープ
  なら結構各色出ていますし、綿ロープを染める場合は衣服などへの
  色移りを考えなければなりませんが、化繊であればまず問題ならな
  いでしょう。
  それとここでは上に書きましたように金剛打ちのロープで編んでい
  きますが、金剛打ちは糸を束にした芯を同じ糸で編み包んでいくも
  ので、丸編みロープとかブレードロープと言われているようです。
  普通よくある撚ったロープ(名前を知りません)多分三つよりだとは
  思いますが、強度としては金剛打ちのロープよりも勝るようですが、
  堅いですし表面の凹凸が大きいですから当たりが堅く、椅子には向
  いていないような気がします。また編み上がりの見た目としても今一
  冴えません。