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 2 椅子の設計 1 2003.5.7記



原寸外形図と1/10部材図

図面はクリックで少し大きくなります。

 


  椅子の設計はアームチェアでも書きましたように、R や角度が付い
  てきますので必ず原寸図で設計していきますが、部材等の図面は
  1/10で書いていきます。
  また椅子の中でもロッキングチェアは、全体の重量バランスやロッ
  カーの位置関係から重心がどの辺りにくるか、設計の段階ではな
  かなか正確に出しにくいですし、仮に重心の位置が正確の出ても
  ロッカーの取り付け角度により、前のめりになりやすくなったり、後
  に倒れすぎたりしますので厄介ですし、そうした設計値と体感的な
  関係がなかなか掴めませんのでなかなか難しいところがあります。
  またロッカーは大きく R を取りますので、有る程度材料の木取りや
  歩留まりなども、合わせて考えていかなければなりません。

  他にも同じロッカーの R でもシートハイが変われば体感的な揺れ
  具合が随分変わりますので、なかなか難しいものが有ります。
  具体的なことを言えば当然ですが、シートハイが高くなれば揺れや
  すくなりますので小さな R では揺れすぎてしまいますし、不安定で
  危険なことも出てきます。またシートハイが低くなれば逆に揺れに
  くくなりますので大きな R ではせっかくのロッキング機能をあまり
  楽しめなくなってしまいます。勿論これは一般論ですから、そうした
  関係をよく理解して、どんな持ち味の揺れ具合にするかはそれぞ
  れです。

  このイージーロッカーはどちらかと言えばイージーチェア的な発想
  のシートハイが低めで、あまり揺らすことを主眼においていません
  が、立ち座りが楽なようにイスが動いてくれて、どちらかと言えばあ
  まり揺れすぎないようにして、安定感を味わえるような座り心地を目
  指したものです。勿論ロッキングチェアですから、そこそこの揺れも
  楽しむことが得られるようにしておきたいところですが、なかなか目
  論見どおりに行かないところが楽しくもあり難しいところです。