実際にこのイスのフレーム寸法としては側座枠が345ミリ、後座枠
が350ミリで、差し引き5ミリですから二回ほど巻いて前後の座枠が
詰まる程度に編み上がるのが理想ですが、なかなかそうもいかず
に一回で埋まってしまいました。こうしたところは座面の裏側を見
ると分かりますので、こうした編み座の椅子を見る機会がありまし
たら、表側だけでなく裏側も覗いてみてください。それ以外の色々
なことが分かりますし見えてきますので、良い勉強になりますが〜
不審者と思われてもいけませんので、気を付けてくださいませ。
このイスの座枠はほぼ正方形に近いですから、この前後の座枠
に8 の字に掛ける部分は少しですから、ペーパーコードはそうとう
硬いので、側座枠側が埋まってしまいますと、そこからはペーパ
ーコードを通すことがきつくなりますので、うまく差し込めないようで
したら、ドライバーなどを強引に押し込んで、挿し込む部分を押し
広げて確保します。
前項で書きましたように、8 の字に掛ける部分は、前後の座枠に
交互に掛けることになりますので、センターの部分は前後それぞ
れに対して交互に通しますから、前後それぞれの座枠は一回掛
けるだけでセンター部分は二回通ることになり、そのままでは編
み込みスペースが早く詰んでしまいますので、ドライバーなどでセ
ンターの交差部分をエイヤッムギュッと超しっかり潰しますが、理
屈的には半分に潰す必要があります。
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