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Challenge 3
17 部材加工 14 2003.12.26記 |
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前後の脚間を結ぶそれぞれの貫加工が終わりましたので、次に
前後の貫を結ぶ貫を加工していきますが、前に書きましたように、
この貫は椅子で一番強度を考えておかなければいけない、前後
方向に対しての要になる補強部材ですから、特に目切れなどに注
意して木を選別し、木目、木の向きなどを考えながら木取ります。
また前後共に通しホゾで最終的に楔を打ちますが、ホゾ加工の段
階で嵌め合いが緩くなりすぎないように、特に慎重に加工します。
上の写真はホゾ加工の終わったところになりますが、この貫は後
側が3枚の重ねホゾ、前側が丸ホゾになりますので、写真のように
絞る部分を罫書いておきます。
まず通しの丸ホゾを加工しますので二段目の左写真のように前側
の木口にテンプレートで丸ホゾを罫書きます。
次に二段目の右写真のように、部材をクランプに固定して罫書き
線に従ってノミで丸めていきますが、多少の逆目は構わず罫書き
線より少し太めに仕上げます。あまり逆目がひどい場合は、幅広
のノミを使い横ズリで削ります。
三段目の左写真はノミ削りが終わったところになります。
次にサンダーの荒目で三段目の右写真のように、罫書き線を目安
に横ズリで滑らかな丸ホゾに仕上げていきますが、ホゾ穴に当てて
嵌め合いを確認しながら慎重に仕上げます。サンダーは荒目です
から仕上がり面自体は粗いですが、そのままで十分です。
ホゾ元部分は削り残しができますので、ノミで綺麗にさらいホゾ先
の入り面を取って、下の写真のように通しの丸ホゾ部分の加工は
終わりです。 |
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