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Challenge 3
25 編み込み 1 2004.1.13記 |
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上の写真のようにフレームが仕上がりましたので、座面をペーパー
コードで編んでいきます。
ここでは床に敷物を敷いて編んでいきますが、しゃがみこんで編む
ことになりますので、テンションはかけやすいと思いますが、イスの
周りをグルグル回ることになりますし、立ち座りなども大変になりま
すので、恒久的にある程度の数を編むのであれば、自分の作業し
やすい高さでイスを固定できるような、編み込み専用の作業台を考
えて見ても良いでしょう。
イージーロッカーで説明しましたカナコ編みとは編む素材が違うこと
もありますが、随分感覚が変わります。またこの編み方は同じ程度
の広さの座面を編む時間は、カナコ編みに比べて随分早く編み上
がります。
カナコ編みの方法と必要なフレーム条件が変わりますので、単純
には比較できませんが、この編み方は座面が三層になりますので、
同程度の広さの座面では、少しペーパーコードの使用量が多いの
ではないかと思います。またフレーム仕様としても薄く(上下方向)
する必要が有りますので、見た目よりは重いイスに感じる傾向にあ
ります。ただこれはフレーム素材とペーパーコードの相対的なもの
が有りますので、フレームがベニマツのような軽い素材の場合です。
ここでの編み方は紐ならどんなものでも編むことはできますが、綿
ロープのように腰のない、テンションなどで太さが大きく変わってし
まうものは収まりが悪く不向きですから、そうした意味からもペーパ
ーコードは非常に硬く最適です。
綿ロープですと非常に柔らかいので袈裟にとって、編んでいく場合
には絡まってしまいやすいので神経を使いますが、ペーパーコード
は硬くそうしたこともなく扱いやすいでしょう。ただ逆に編み込みで
鋭角な部分では折れてしまうくらいですから、前に書きましたように
編み込むフレームは R を付けて、ペーパーコードがうまくなじむよ
うにしておく必要があります。
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