編み進めて上の写真のように、束にしたペーパーコードが巻き終
わりましたので、接ぎ足して編み進めていきます。前に書きました
ようにこの編み方は座面が三層になります。写真から分かると思
いますが、座枠から座枠へ渡した四角い間口を作る部分のペー
パーコードは中に隠れてしまいますので、四辺どこでも構いません
ので、なるべく無駄の出ないところで継ぎ足すことになります。
ただこの接ぐ位置は上の写真から想像できると思いますが、編み
目(ロック部分)が対角に走り、四角い間口部分は編み進めるに
従って狭くなりますので、何れこの部分では接ぎ足すことができな
くなってしまいますから、それ以後は座面の裏側で接ぎ足して、結
び目はなるべく押し込んで目立たなくしておきます。
上の写真ではたまたま左の側座枠部分で接ぎ足すことになりまし
たので、ここで接ぎ足します。下の左写真はイージーロッカーの製
作過程で載せた結び方の例ですが、もう一度書きますと左から
「本結び」「外科結び」「一重つぎ」「二重つぎ」になりますが、綿ロ
ープでは絡みやすいので一番左の一番簡単な「本結び」で十分で
したが、ペーパーコードは硬くて滑りが良いので「本結び」では強い
テンションをかけると解けてしまいますので、この四種類の中では
「本結び」だけは不向きです。残りの三種類であればどれでも構い
ませんが、結び目はなるべく小さくしたいところですから、この程度
のイスでは右から二番目の「一重つぎ」が良いでしょう。 下の右写真は、実際にペーパーコードを「一重つぎ」結んでいると
ころになりますが、しっかりテンションをかけて硬く結んでおきます。
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