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 18 部材加工 15 2003.12.28記

胴付き部分をテンプレートで罫書きます  テーパーを鉋で削りだしていきます

横切り盤でテーパーに落とします

ひとまず前後の貫を結ぶ貫の加工終了です


  丸ホゾが仕上がりましたので、次に丸ホゾの胴付き部分を加工し
  ていきます。
  まず上の左写真のように、木口に胴付き部分をテンプレートなどで
  なるべく同心円になるように罫書きますが、目見当で構いません。
  この部分はホゾ穴側の穴あけ加工で同心円に狂いが出ている可
  能性がありますし、相対的なものですから現合確認しながら削りま
  すので、あくまでも目安線となります。

  先に罫書いておいたテーパー線に従って、横切り盤で二段目の写
  真のように罫書き線を消さない程度に落とします。

  省スペースのために少し写真の順番があっちゃこっちゃしますが、
  後は上の右写真のように鉋で丸めていきますが、前部は丸ホゾ、
  後部は平ホゾですから、形がうまくつながるように頭の中でよくシミ
  ュレーションして削り出していきます。
  胴付き部分は、始めは罫書き線を目安にして削り出していきます
  が、あくまでも目安ですからある程度進みましたら、通しのホゾ穴
  に向きを間違えないように差し込んで、通しのホゾ穴と胴付きのホ
  ゾ穴の位置関係を確認しながら、現合優先でうまく収まるように少
  しづつ慎重に削り出していきます。胴付きの部分はホゾ穴の深さに
  対して8割程度までなんとか入る太さに仕上げておき、組み立ての
  段階で強引に完全に差し込んで綺麗に密着させるようにします。
  こうした丸ホゾでは手加工による場合は、基本的にこうした作業手
  順、作業感覚になります。

  下の写真は削り終わったところになりますが、これでひとまず貫加
  工の終了です。