これで上の写真のように完成です。後は小さな傷などはスプレー
で水を吹き付けて修正し、汚れは水ぶき、シンナー等で綺麗にしま
す。木の粉なとをエアーガンで吹き飛ばしウエスなどで綺麗に処理
してオイルフィニッシュで仕上げます。
全体をクリアーオイル1回塗りして、15〜30分程度で綿のウエスで
余分なオイルを拭き取りながら磨き、後1〜3時間程度の間は状態
を良く見て、木の部分によりオイルの吹き出しなどが有りますので、
良く拭き取り磨きます。ここを怠りますと噴出した部分はオイルが
そのまま固まり、ざらついてしまい滑らかな仕上がりになりません。
1日そのまま置いて、次に天板のみに少し天然樹脂の入ったクリアー
オイルを塗り、15〜30分程度で綿のウエスで余分なオイルを拭き
取りながら磨き、後は1回目と同じように状態を良く見て拭き取り磨
きます。
1日そのまま置いて、最後に天板のみに蜜蝋ワックスをかけてよく
磨きさらに1日置いて下の写真のように完成です。
後は納品を待つのみです。
何でもない棚板1枚だけの小さな隙間キャビネットですが、箱物は
椅子等の脚物に比べてこまごまとした単純作業が続きますし、組
み立てては加工、組み立てては加工の作業が続きますので、結構
手数がかかります。
初に書きましたように、小さな箱も大きな箱も基本的な作業は変わ
りません。同じ仕様の箱物を作る方法は、色々なバリエーションが
考えられますので、自分なりの作り方、構造を考える楽しさも有りま
すし、自分なりの作り方を考え出せば、後はそのバリエーションで
さまざまなものが出来ますし、自分の作るものに統一性が出て自分
のスタイルが出来てきます。
さあ、マイ・キャビネットを作りましょう!!
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