次に取手を上写真のように取り付けますが、これは位置的に少
しバランスが悪いですが、1項の写真からも分かると思いますが、
納入先のシステムキッチンと取っ手の高さを合わせることを優先
したためです。本来ならそこまで含めて設計するべきなのでしょう
が、今回はそこまでつめる時間が取れませんでした。
次にその右の写真のようにマグネットキャッチを取り付けますが、
これも通常あれば上の横框に取り付けますが、ここでは写真のよ
うに柱(縦框)に取り付けて有ります。これは取手が上に付いたこ
とにより、マグネットキャッチの受けと位置が重なるために、今回は
柱に取り付けることになりました。
マグネットの受けの位置決めは、普通良く行われる方法は受けに
取り付けビスを差し込んで、マグネットにくっ付けて扉を押し付けれ
ば扉に取り付けビスの穴があきますので、そこに取り付けますが、
今回は柱に取り付けた関係から、扉の木端はテーパーを付けて有
ることなどから位置が非常に微妙で、先の方法では受けが扉から
はみ出しても確認しづらいので、2段目の左写真のように受けの裏
はバリが出たようになっていますから、この張り部分にシャープペ
ンシルで擦り、これをマグネットにくっ付けてここに扉を押し付けて、
受けの位置確認をします。良しとなれば後はその右の写真のよう
に受けを取り付けます。
これでおおよそ作業は終了しましたので、ここの説明は少し飛ばし
ますが、細部の面取りをして最後に下左の写真のように柱の下木
口を小鉋で面取りします。
前柱の前部のみは R を付けて有りますので、その右の写真のよ
うにノミで面取りします。
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