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 19 組み立て 7 2002.11.25記


なかなか忙しい組み立てです 

 
     

  

 

  
  両側面の板を張り終えましたら、次は両側面同士を組み当ててい
  きます。
  ここは部材数も多く 2枚ホゾが有りますので、この作業で打ち込む
  楔の数は全部で20本と多いですから、なるべく手早く楔打ちまで終
  わらせなければなりませんので、なかなか忙しい作業になります。
  上の左写真は組立作業が終わったところですが、そんなことで写
  真も組み立て終了時の物しかありません。
  基本的には側面の組み立てと同じですが、一応流れを書いていき
  ますと、ホゾ幅も2種類になりますしホゾ数が多いですから、組み
  立て前に楔をよく確認して足りなくなる事のないように慎重に準備
  します。
  まず左右両側面のホゾ穴に接着剤を塗布し、片側を馬の上に置
  いておきます。次に写真の前後の上框間に部材が1本入っていま
  すが、これは天板(反り止め材をビス止め)取り付ける部材ですが、
  前後の框に2枚止めホゾで組みます。ここは前もってこの部分だけ
  H型に組んでしまっておいてもいいですが、ここでは一気に組み立
  てました。

  H型の組み立ては止めホゾですから、2ミリ程度ホゾを利かせてあ
  りますので、ホゾ先長手をしっかり木殺ししておきます。前後框の
  ホゾ穴に接着剤を塗布し、次にホゾ材の胴付き面にも適量塗布し、
  両ホゾ先をホゾ穴に挿し、胴付き面が密着するまでクランプで締
  め付けます。はみ出した接着剤は綺麗に拭いておきます。
  ここでひとまずクランプは外し、前後框の向きを間違えないように、
  差し込む側の胴付き面のみに接着剤を塗布し、前後框の胴付き
  面が密着するまで差し込みます。ホゾ先と胴付き面からはみ出た
  接着剤は直に綺麗に拭き取っておきます。
  後は棚板張りと下の前後の框材4本を同様に順次差し込みます。
  
  次は反対の合計6本の胴付き面に接着剤を塗布して、ホゾ穴を
  慎重に合わせて側面を被せ、なるべく傾かないように均等に手早
  く押し込んでいきます。入らなくなりましたら立てて、クランプで胴
  付き面が密着するまで締め付けます。
  ひとまずクランプは外し、はみ出た接着剤を拭き取ります。
  次に飛び出た楔を切り落とし、楔打ち込みの溝をノミで入れます。
  後は写真のように各部の胴付き面が綺麗に密着するように、クラ
  ンプで締め付けます。
  また初に組んだH型部分も写真のように、忘れずにクランプで締
  めておきます。
  最後に楔の先に少し接着剤を付け、打ち込んで組み立て終了で
  す。後は接着剤の固着を待ちます。 忙しい〜