天板に反り止めが付きましたので、本体に取り付けます。
上左の写真のように、柱(縦框)の上飛び出し部分を少し残して
切り取ります。
次に切り残し部分の木口に、右の写真のようにスプレーで水を吹
き付け、2段目の左写真のように、小鉋でおおよそ削り取ります。
後は天板を乗せて、本体との隙間がなくなるまで普通の鉋で削り
ますが、前面の見えがかり部分は特に慎重に、ピッタリ密着する
ように調整します。柱は木口ですからバリ、欠けが出ないように削
る向きに注意しますが、ここは結構手間のかかる神経を使う作業
です。
調整が終わりましたら、天板の下になる面(木表)の四面を面取り
します。それと反り止めの部材が、前の上横框より下に出ていな
いか確認して、必ず面一以下にします。
次に天板を本体に取り付けますが、ここは2段目の右写真のよう
に、3箇所木ネジで横締めします。木ネジ穴は天板に近く狭いとこ
ろですから、横締めのラチエットドライバーでキコキコやります。
後は天板を仕上げて行きます。下の写真のように天板トップを仕
上げ削りします。スケールで平面を確認しながら、初は両斜めペ
ケの字にかけ、後は木目に平行にかけて行き仕上げます。
鉋がうまくかからなければ、アクションランダムサンダーなどが有
れば、わりと手早く良い面が出せると思います。ただ、これはサン
ダーの動きの関係で少し変わった削り筋が付く傾向にありますの
で、最後は木目と平行に320番程度のサンドペーパーで、なるべく
柔らかいサンディングブロックを使い、目詰まりを起こしにくいよう
にして磨きます。
次に前後の木端と左右の木口を鉋で仕上げますが、木口は良く
切れる鉋でないと繊維が潰れますので、適宜サンドペーパーの
240番-320番で仕上げます。
最後に四面と各コーナーの面取りをして本体の完成です。
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