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Challenge 3
6 下ごしらえ(木作り)-2 2002.10.7記 |
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第一基準面が出来ましたら、私の場合は写真のように自動鉋
盤でその面の厚さを決めてしまいます。
ここからの手順は考え方や扱う機械により変わってくるところだ
と思います。これはあくまで私の想像ですが、一般的には第一
基準面を作り、次に両隣のどちらかの面を手押し鉋盤の直角
に調整したガイドフェンスを使い、直角と平面の出た第二基準
面を出し、後はそれぞれの基準面に従って自動鉋盤で厚さを
決める事が多いのではないかと思います。
手押しで第二基準面を作る場合には、少しでも板厚を薄くして
おけば作業しやすくなりますし、写真の自動鉋盤は大型で部材
の送りが金属ローラで圧が強く、細い部材では押し潰しぎみに
なる可能性があり、初の厚さ決めにおいて平行の出ていない
部材では押し潰しぎみに削りますので、第二基準面を出してお
いても直角が狂う可能性があり、私の場合は第一基準面を出
し、まずその面の板厚を決めてしまいます。
こうしたことは圧の弱い小型の自動鉋盤や、部材送りのローラー
が樹脂製のものであれば、どちらの方法でもいけるでしょう。
写真の自動鉋盤は最大削り幅500ミリですから、キャビネットな
どの天板や幕板を一発で削ることが出来ますので重宝しますが、
ベニマツなど柔らかい木の下ごしらえでの部材加工は、逆に扱
い辛い所もあり贅沢では有りますが、こうした所も適材適所の
使い分けが必要かなと思いますが、なかなかね〜
そんなことで私の場合には一面の寸法を決めましたら、次は下
の写真のように横切り盤で残りの面の寸法を決めます。
この横切りは面も直角もそこそこ出ますが、部材の極端に厚い
木と薄い木では多少刃の逃げが違いますので、写真に有りま
すスコヤで確認し刃の角度を調整します。
この時どちらの面にしても最後の決め切断は、切断端材が残
らないように、丸ノコ刃の厚さ以下(写真の丸ノコは3ミリ)を切断
するようにします。端材を残しますと、その影響で切断面が乱
れたり、狂う可能性があります。
寸法の確認は写真に有りますノギスで行いますが、努々メージャー
(巻尺)を使おうと思ってはいけません。ノギスにかからない寸法
であれば、仕方なく金属スケールを使います。
メージャーは木の選別や木取りまでで、後は適宜寸法確認に
使うだけですから、メジャーにはなれないのです。良くて3Aまで
だす。
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