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 13 部材加工 6 2002.10.14記


ホゾ元部分に切り残し有り  ホゾ先部分の面取り(入り面を取る)

型紙による罫書き

背板の罫書き

バンドソーによる部材Rの切り出し  部材Rの切り出し終了

横ズリベルトサンダーによるR部分の荒ら仕上げ

  横切り盤で加工の終わったホゾは少し分かりづらいですが、上
  左の写真のように、ホゾ元部分に切り残しが有りますので、ノミ
  で削り取ります。次に右の写真のように、ホゾ先部分の角をノミ
  で面取りします。こうする事でホゾ穴にスムーズに入りやすくな
  り、通しホゾの出口部分をいためにくくします。
  後は全てのホゾをホゾ穴に挿して嵌め合いを確認し、不都合が
  あればノミで修正してホゾ加工の終了です。

  椅子ですからRの付く部材が多くなりますが、2段目の写真のよ
  うに設計で使用した型紙で卦書いていきます。これは背板に卦
  書いているところですが、その下の写真が卦がき終ったところ
  です。線が3本ありますが、これは背板の背当たりを良くするた
  めに中の線でテーパー加工するためのもので、後でその加工に
  ついては書いていきます。同様に座枠、貫、アームと卦がいてい
  き、座枠には座板を取り付けるビス穴の位置も卦がきます。
  次に卦がいた格Rを4段目の左写真のように、バンドソーで切り
  出します。
  その右の写真は切り出しが終わったところですが、上から両側
  座枠(座板を取り付けるビス穴が空けてあります。)、アーム、前貫、両側
  貫、で一番下に写っている2本の部材は背板で、内 R 側のみ切
  り出してあります。
  この背板は板厚が薄くなりますので、クランプしにくく内 R を仕上
  げてから再度外 R をバンドソーで切り出します。

  次に切り出した各部材の R 面を下の写真のように、横ズリのベ
  ルトサンダーで荒仕上げしていきます。